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人生がわからない。とりあえず自分の葬式代を貯める。透明人間。

障害雇用についての個人的なまとめ

・障害雇用に手帳は要らない

手帳持っていない=障害雇用で働けない、と思い込んでいる人はかなり多い。

特に精神的な部分にウィークポイントを持っている方に。

私自身の経験からして、それは全くの勘違いだ。

というのも私は以前、障害者手帳を取得せずに、障害雇用枠で働いていたことがあるから

手帳は何のためにあるのかというと「自分は障害を持っています」という公的な証明のためだ。

就職のためにあるわけではない

 

 

・じゃあ手帳は取得しないでいいのか

これは間違いなくあったほうがいい

手帳がなくても障害雇用で働くことは可能なのだが、手帳を持っていない人間を採用しても「法定雇用率」に参入されない。

現在は法律で50人に1人の障害者を雇用することが義務づけられている(達成できなかった場合は法人税を少しだけ多く納めないといけない)。

どうせ障害雇用で人を雇用するのなら、法定雇用率に算入される手帳取得者を採用したほうが、企業は得だ。

なので同じような能力のもの二人で採用を悩んだときに、手帳の有無で採用者を決めるかもしれない。

なにより自治体のサービスや公共機関、所得税での優遇などその他のメリットが多くあるので、取得するなら取得するにこしたことはない。

ちなみに手帳を持っていれば、国内の大きな映画館ではほぼ確実に1000円の割引価格で映画を観ることができる(チケット購入時に手帳を見せれば割引)。

私の地域の場合は区の持っている体育館の利用なども無料になる。

 

 

・障害雇用ってどこまで配慮してもらえるの?

会社によるとしかいえない。

私が以前働いていた会社では私を含めて障害雇用枠で入った人間が3人いたが、一人は身体(難聴)で、もう一人は双極性障害だった(私は対人恐怖症、という建前で入った)。

難聴の方は電話応対が免除されており、人との折衝が苦手だと伝えていた私は慣れるまで職場にかかってくる電話をとらなくても何も言われなかった

双極性の人はたまの早引きが許されていた感じだろうか。

その他の業務は一般作業員と何ら変わらず、残業も月に数十時間あるのが普通だった。

体力的に自信がない人は面接等であらかじめ「残業は無理」だと伝えておいた方がいい。

障害雇用だから残業ないだろ、は自分にとって都合のいい解釈なだけで、事実ではない。

 

どのみち、完璧な配慮なんて不可能なので、通常の仕事ほどではないにしろ、ある程度の我慢は必要だ。

障害雇用だから楽で簡単に働ける、と思っているのなら、その考えは改めた方がいい。

あくまで通常と比べてちょっとだけ自分らしい働き方をさせてくれる、程度の認識じゃないと「なんで障害雇用なのに、こんな難しくてきついことさせるの!?」となってしまう。

障害雇用は給与が安いことが多いので、わからなくはないのだが、そんなに簡単な仕事ばかり会社に転がってはいないことは、アルバイトでもやったことのある人間ならわかるだろう。

期待しすぎない」、これは障害雇用における大きな心構えだと思う。

ただ、自分が苦しいことは上司には伝えるべきだ。

それが実際に反映されるかどうかはともかくとして、言わなきゃ変わる可能性は0で、その可能性が0じゃないのが障害雇用のいいところだから。

 

注意点としては、ただ補助金をもらいたいだけの悪徳な会社や、配慮する気が最初から0の職場も普通にあるので、そこらへんに当たったらさっさと退職して次を探したほうがいい。

 

ちなみに精神の場合は自分から言わないければ、障害名などを公表されることは基本ないと思うので、病名をストレートに同僚に知られるのに忌避感がある人は安心していい。

逆に言えばストレートではなく、オブラートに包んだ形で配慮点が同僚に伝えられるので、そういった大雑把な形以上に詳細に自分の障害を理解してもらいたいと思う場合は、自分から言うか、ジョブコーチや支援機関など自分と会社の間に入ってくれる人間(機関)から職場に言ってもらうしかないのかなと思う。

そしてその場合でも同僚がそれを受け入れるかどうかは話は別なのも現実だ(症状の説明を「サボる口実だろ」と思っている人間もいた)。

 

 

・最後に

以上が私の持っている障害雇用の知識と認識だ。

あくまで私の知識と経験なので、間違っている部分や納得できない部分も多いかもしれない

なので「障害雇用で働くことちょっと考えてみるか」くらいの人が、気楽な気持ちで斜め読みしてくれれば、書いた甲斐があるというものだ。